駐車場コンクリートはいつから入れるの?

コンクリート

ご依頼いただくお客様から駐車場コンクリート打設をしたら工期終了ですか?というお話を受けます。

確かに私どもが作業をする大きな工程としては終了かもしれませんがコンクリートには養生期間と呼ばれる固まるのを待つ期間があります。

その期間をしっかりと確保しないといろいろな弊害が出てきてしまいます。今回はそんなコンクリートの特長に関するお話です。

目次

コンクリートって何?

改めてコンクリートとは何かご説明いたします。

コンクリートとは砂・セメント・水・砕石を配合で混ぜ合わせたものです。

モルタルと呼ばれるものがありますがこちらは砂・セメント・水を混ぜ合わせたものでコンクリートとは違います。

では砕石が入るとなにが違うのか、それは強度です。

モルタルには砕石が入っていないため固まった後の強度がそれほど強くありません。したがって車の乗り入れなど大きな力がかかる部分には使用することができません。

一方、コンクリートはモルタルに砕石が入ることで固まった後の強度を大幅に上げることができます。これで駐車場など大きな力がかかる場所に使用することができるんです。

コンクリートがどうやって駐車場になるの?

コンクリートは砂・セメント・砕石・水を混ぜ合わせたものです。

それではそれを混ぜ合わせたものを想像してみてください。

そうです。コンクリートは混ぜ合わせた時点ではドロドロです。

そのドロドロのコンクリートを駐車場になる部分に流し込み何度も何度もコテと呼ばれる道具で均し(ならし)平らにしていきます。

ほぼ丸一日かけて平らにし作業としては終了です。

じゃあ、その日の夜には車をとめられる? いいえ、とめられません。

じゃあいつから停められるのか。次にお話しします。

駐車場コンクリートにはいつから乗れるの?

ドロドロの液体を丸一日かけて平らになった駐車場コンクリート。それではいつから車を止められるのか?

それは乗用車であれば約一週間後です。

なぜそんなにかかるのでしょうか?それはコンクリートの強度が関係するのです。

まずコンクリートの固まる原理から説明します。

コンクリートが固まるのは水が蒸発し乾燥するから、ではありません。

コンクリートはセメントを混ぜるという話を先ほどしましたが、セメントは水と混ざると水和反応という反応が起きます。

この水和反応によってコンクリートは硬くなる(強度が大きくなる)のです。

水和反応が進み強度が大きくなるのを待たずに車を乗り入れるとどうなるでしょうか。

まだ硬くなりきっていませんので陥没したりひび割れが起こったりしてしまう可能性があります。

そしてこの水和反応が進み強度の大きくなる上がり方が「緩やかになる」のが約一週間なんです。

「緩やかになる」ということは?そう、水和反応は何十年と止まりません!

ちなみにコンクリートは水和反応で固まるので水の中でも固まるんです。

駐車場コンクリートに入れるのは約一週間後

いかがでしょうか。コンクリートは打設が終了してから乗り入れが可能になるまで約一週間かかるんです。

ですから打設したら工事終了ではなく養生期間が完了して初めて工事終了なんです。

私たちエスハウスは駐車場コンクリート打設の依頼をいただきましたらまずはお客様にこのような説明をしっかりと行い、養生期間中に訪問者様等が間違って乗り入れてしまわぬようコーンやポール・ロープ等でしっかりとバリケードを行います。

駐車場の舗装等でお悩みの方、またそれ以外にもお家のことでお悩みの方は私たちエスハウスまでお気軽にお問い合わせください。

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